きっかけは生理不順
2015年、秋。生理が来ない
「生理、3ヵ月くらい来てなくない?」
そう気付いたのは31歳の秋。
3月に挙式、4月に新婚旅行を終え、
お祭りムードはあっけなく幕を閉じて、
ただの社畜として過ごす日々に戻り、
半年くらい経ったある日のことでした。
新婚とはいえ同棲期間が長かったので、もうすっかり……
いや、ここはハッキリ、きっぱり、言いましょう。
「身に覚えがない!」と(誇れるかそんなこと)。
正直、生理が来ないのは楽だけど、
3ヵ月はさすがにアレなのではないか。
当時務めていた編プロは、
出社は10時半ごろでよかったものの、
夜は21時過ぎないと退社しづらい職場環境。
平日に病院に行くのはむりです。
貴重な土曜日、どうにかこうにか時間を作り、
時々ピルを処方してくれていたクリニックに相談。
すげ~混んでる~~~。
”せっかくなので”タイミング法
なんてやりきれない気持ちになっていた私ですが、
検査の結果、お医者さんから言われた言葉がこちら。
「あ~、排卵してないね」
(排卵「してない」とは……?)
生理の仕組みはあやふや~んとわかっていたものの、
そんなことがあるのか!?
意外とおおごとなんじゃないの、それー!
とにもかくにも、まずは薬できちんと排卵させて、
生理を復活させることに。
薬のせいか、生理は割とすぐに復活したので一安心。
その時、先生からこんなお話がありました。
「つづりやさん、ご結婚されたんですよね。
お子さんを持つ予定はありますか?」
「そうですね、もう31なので、ぼちぼち!」
「そうしたら、タイミング法、やってみますか?」
おお、タイミング法、聞いたことあるぞ。
「そうですね、じゃあお願いします!」
こんな軽い感じで開いた扉の先に、
まさか3年間もの長い治療生活が待っていたなんて、
この時は思いもよらなかったのでした。
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