不妊治療に3年使った元社畜の記録

たぶん150万円は飛んだよね、アハハ

多嚢胞性卵巣とプロラクチン問題

前回のブログ

 

tsuzuriya.hatenablog.jp

 

こちらでお伝えした通り、生理不順の治療がきっかけで、

お医者さんからタイミング法を提案されたわたくし、つづりや(31)

しかしそもそも、夫は子どもを欲しいのだろうか。

というかわたしは??

 

 

2015年秋(31歳)「子どもはいつか……」って、頭の中お花畑か

年齢的に、まだそこまで焦りはないものの、

35を過ぎれば一般的には「高齢出産」になるし、

年齢とともに妊娠の可能性は下がると言われてますし。

「いつか持つなら、もう積極的に動いた方がいいのかな〜」

「もしできたらその時は覚悟を決めよう」

と最後には運任せな気持ちに。

あとから思うと「もしできたら」って、

なんて頭がお花畑な…。

 

ところで、こちらが社畜(並)だとしたら、

夫は社畜(クソ)レベル。

その日の24時ごろ、疲れ果てたピエールが帰宅。

そんな人に明かすのは酷な話題であるな〜とほんのり葛藤しつつも、言いました。

「夫よ、実はお医者さんからこんな提案があってな」

夫は基本的に人間ができてるので、疲れてるながらも一応、

「そしたら、とりあえずやってみようか〜」

とのこと。

よーし、では、2人で提案に乗ってみるぞい!

 

多嚢胞性卵巣ってどうなの

 

 

後日、具体的なステップに入るべく、

お医者さんに「ご指導願います押忍!」

と伝えました。

そしたらお医者さん、

「検査したんですが、つづりやさんはタノーホーセーランソーの疑いがありますんで」

と言うじゃありませんか。

 

タノー…?

 

「多嚢胞性卵巣です。あと、プロラクチンという値が高いんです。

排卵してなかったのもそれが一因かもしれません。

 自然妊娠はしづらいかもしれませんね」

 

なんだと、我、妊娠しづらい体なの〜!?

 

「でも妊娠できないわけじゃないんです」

 

ほんとかー!信じるぞ、先生よー!

 

ともかくわたしはいろんな薬の力を適宜取り入れながら、

卵胞を育てて排卵を起こしてタイミングを取ることになりました。

 

お尻に注射してから会社いく女

しかし「いつ」を決めるのがこんなに大変だとは。

朝、医者に行く

→卵胞の大きさ見る

→「まだですね、注射打ちましょう」

→お尻にブス〜!

→「明日も来てね」

→「は!?また明日…?」

 

そんな毎日毎日、マメに病院行かなくちゃダメなんですかい!?

 

通院するとしたら通勤前しかないけど、

待ち時間と道中の時間を考えると、

会社に2時間くらい遅れていく日が頻発するわけです。

当時の女上司(38歳独身。実家暮らし婚活中)は、

そんじょそこらにいないレベルのクレージーさで、

「○○ちゃん、また子どもの熱で休んだ!まったくもう!」

「□□さんはいいなー、時短で早く帰れてさ〜」

などと社内で平気で公言するモンスター。

そんな既婚者と子持ちを完全に目の敵にしてる毒上司に、

「子どもを作るため遅れます」

って言えますか?言えねーわ!!

 

なので風邪だのなんだの理由つけてたけど、

いちいち理由を考えるのもストレス。

しかも2時間しか遅れてないのに、勝手に半休が消化されてたことも発覚。

2時間遅れたとしても、残業4時間してるのだが?

腑に落ちないぞーーー!?!!?

 

まだ不妊治療の扉は開いたばかりだというのに、

早くも先が思いやられたわたくし。

しかし「妊娠しづらい」と言われた手前、

ここで何もせずにいて後から本気で子どもを欲しくなった時に、

たぶん本気で後悔すると思って。

 

もし会社で何か嫌なこと言われたら、

「そんなことを言っていいと思っているのか?

わたしは尻に注射を打ってから出社した女だぞ」

と、一回言ってみたかった。